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ウレアーゼ活性を持つ細菌について
ブレス・デザイン歯周病に対してウレアーゼ活性検査をする理由として、ウレアーゼ活性検査というものを行い、口腔内の歯周病菌による汚染度を数値化したいからです。
ウレアーゼ(urease)は尿素を加水分解により二酸化炭素とアンモニアに分解する酵素。

反応:(NH2)2CO + H2O → CO2 + 2 NH3

胃潰瘍の原因菌として知られるヘリコバクター・ピロリは本酵素を発現してアンモニアを産生し、局所的に胃酸を中和することで胃内での生息が可能となっている。
ウレアーゼ - Wikipedia -より引用

ウレアーゼというのは、多くの嫌気性菌が持っている尿素分解酵素のことです。
具体的にウレアーゼ活性を持っている細菌を知りたくて、調べてみたのですが一覧できるようなものは見つかりませんねぇ。一応、調べた履歴を残しておくことにします。
ヘリコバクターピロリ以外のウレアーゼ産生菌(P.vulgaris, L.fermentum, P.prevotii, E.aerofaciens 等)
ヘリコバクターピロリウレアーゼキットの添付文書より引用

UreE protein, Klebsiella aerogenes
UreE protein, Sporosarcina pasteurii
UreE protein, Helicobacter pylori
UreE protein, Proteus mirabilis
UreE protein, Bacteria - MeSH Result -より引用

口腔には数百種、数千億個もの微生物が生息しているとされる。これを大別すると好気性、通性嫌気性、偏性嫌気性になるが、口腔と言う環境ではこのような多様な特性の微生物が共生しているということで、口腔は胃内、腸内とは違う独特の菌叢(フローラ)を持っている。

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腸内は偏性嫌気性菌が主流を成しているのに対して、口腔内では通性嫌気性や好気性菌もヒドロゲナーゼ活性を持っており多様な細菌群が水素を産生する

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水素産生とともに副生する有機酸産生のマーカー、つまりう蝕原生のマーカーというのが最も分かりやすい見方だ。酢酸、乳酸の如く有機酸が作られる傾向が強いので局所的にpH を低下させる。これはう蝕傾向を持つ口腔環境だと言える。
また、アンモニアは前回までのところで述べたが局所的にpH を上げる。アンモニアの組織損傷能により、歯周組織が破壊、歯周病発症へと進展が考えられる。いずれの場合も、嫌気性菌の増殖でその量は増加するから広い意味では口腔ケアのインデックスと言うことになる。勿論、アンモニア産生菌と水素産生菌とは、それぞれに別個の菌種ということだからそれらの詳細なる意味はエビデンスが出てくれば自ずと明瞭になるであろう。
水素を巡る最近の話題ウソホント (2)口腔内水素という新発見より引用

アンモニア生成量とウレアーゼ酵素活性量とは比例関係となりアンモニア濃度を測定すれば、口腔内汚染度としてのウレアーゼ産生細菌量を知ることができるというわけである。

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肺炎菌として知られる緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)やスピロヘータ(Spirochaeta)は、ウレアーゼ産生の口腔内常在菌でもある。
口臭と計測より引用

歯周病の原因菌と言われているPorphyromonas gingivalisPrevotella intermediaは、酪酸やインドールに加えてアンモニアも代謝産物として放出するそうです。アンモニアを代謝産物として放出するからといって、ウレアーゼ活性があるというわけではないのかも知れませんが。。。

ピロリ菌や尿路感染症関連でウレアーゼ活性について研究が盛んなようなので、今後はついでに口腔感染症の分野でも研究が進むと良いですね。

キレイにしているつもりなのに、歯周病の症状が落ち着かないような方は、ウレアーゼ活性検査をしてみると、何かが分かるかも知れませんよ!!
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