口臭予防対策事典の方で、
「水分の摂りすぎ」はこんなに恐い 水毒についてという記事を書きましたが、その補足を書きたいと思います。
水毒というのは、簡単に言い換えると
「体内の水分の分布異常」のことです。
「細胞外液と細胞内液のバランスを崩した状態」ともいえます。
細胞外液(さいぼうがいえき、英:extracellular fluid)とは細胞外に存在する体液の総称であり、血漿と間質液より構成される。
細胞外液の恒常性の維持は生命維持において不可欠な機構である。細胞外液は体重のおよそ20%(血漿:5%、間質液:15%)を占める。
※細胞外液 - Wikipedia -より引用
細胞内液(さいぼうないえき、英:intracellular fluid)とは体液のうち細胞内に存在するものの総称。動物種により異なるが、体重の30〜40%程度を占め、細胞の種類によりその含有率は異なる。細胞膜を介して物質交換を行っており、同一の細胞であっても活動状況によりその組成は異なる。
※細胞内液 - Wikipedia -より引用
細胞内液と細胞外液とを合わせると、体重の約60%を占めるのが水分です。
水毒の状態とは、
一般的には細胞内液が減り、細胞外液が増えている状態を指すようです。
細胞外液という冷却水が、身体中を巡るために「冷え」を起こすそうです。
特に、重力従って下半身に冷却水が集中するため、
下半身が冷えてきます。
中医学的には「
津液(しんえき)」と呼んで、身体を冷やす「陰」の作用があります。
むくみ、発汗異常、頭痛、めまい、口の渇きなどの症状が起こります。
よく健康法として
「頭寒足熱」というのが言われていますが、これは
水毒の症状を緩和させるものと考えてよいと思います。
keeping one's head cool and feet warm
こういった英語表現もあるそうなので、世界共通の健康法なのでしょう。
「頭寒足熱腹八分」とは、昔から伝わる健康法です。頭は冷やし足は温め、満腹になるまで食べないで腹八分を守っていれば病気になることはないという教えです。
水毒を改善させるためには、根本的には
体熱を上げて、代謝を高めていく必要があるのでしょうが、
細胞外液を出すことでバランスを取り戻すという手も考えられます。
同じ「冷え性」であっても、身体の熱が不足している
「気虚の状態=エネルギー不足(陰証)」なのか、身体を冷やす津液が過剰な
「痰飲の状態=水分の滞留(実証)」なのか、その両方なのかで治療法というのは変わってくるでしょう。