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口腔内常在菌の生育可能pH域について
歯科医院のホームページの多くに「ムシ歯のでき方」という解説があり、「歯はpHが5.5以下になると溶け始める(脱灰する)」という内容のことが書かれており、加えて「ムシ歯菌が酸を出す」云々という説明もあります。ところが、ムシ歯菌もあまりに酸性環境だと発育できないのです。
口腔内常在菌の増殖可能pH域

このグラフは医薬ジャーナル社から出版されている「人体常在菌 - 共生と病原菌排除能 -」という書籍に書かれていた口腔内常在菌の増殖可能pH域のデータから作成したものです。下の図表は上のグラフをイメージ化したものです。

実はこれと似た図表をどこかで一度だけ見かけたのですが、どうにも見つけられず、現役の臨床細菌検査技師にお願いして、関連書籍を送ってもらったという経緯があります。

口腔内常在菌の生育可能pH域

菌種ごとに寒天平板培地のpHを4.5〜7.0まで0.5刻みに作り、増殖能力を観察したところ、pH4.5以下ではここに挙げた全ての口腔常在菌が増殖不可能になっています。
乳酸桿菌や乳酸球菌などは、もう少し耐酸性が強くpH4.5付近まで生育可能ですが。。。

ちなみに、Streptococcus salivalius(ストレプトコッカス・サリバリウス)というのは、口腔常在菌の中でも最も優勢な菌種と言われ、そして特に人体に対して有害性を持たない菌種だそうです。
※細菌にとって有害な物質=BLISを産生する菌もいる位の善玉菌です。

・・・というところで、ちょっと疑問を感じませんか?
「ムシ歯は、ムシ歯菌の出す酸で溶ける」という説明に対して。

歯は銀歯で治すから、またムシ歯になる!?の記事で書いたように、pH3〜4程度の弱酸では歯が溶けることはないそうです。脱灰はするんでしょうが、ドロドロにはなりません。

しかもpH3〜4という酸性度は、ムシ歯菌や歯周病菌にとっても過酷な環境で、とても生育できるような状況ではないということです。死滅しているわけではないと思うのですが・・・
実際は、不溶性グルカンと呼ばれる強靭なバイオフィルムで口腔内の過酷な環境から細菌たちは守られているのでしょう。その中で各菌種ごとに快適な環境を作っているのでしょう。

注目なのは、歯周病菌の代表とされているPorphyromonas gingivalis(ポルフィロモナス・ジンジバリス)に至っては、pH6.0とちょっと酸性になっただけで生育できなくなってしまう点です。
実際は、こちらもバイオフィルムで保護されていることに加えて、偏性嫌気性菌が持つニトロゲナーゼやウレアーゼによって、窒素や尿素からアンモニアを作り出し、酸を中和することで生育できる環境にしていることが予想されます。

pH7.0付近(中性)では、多くの菌が繁殖可能で、お互いに牽制しあって、特定の菌種の異常増殖が抑えられているため、問題が起きにくいと考えることができます。
逆にpH5.0〜5.5に維持されると、耐酸性の弱い菌は生育できず、ミュータンス菌や乳酸桿菌などの耐酸性の強めの菌だけが数多く検出されるという考え方もできます。

ここで気になるのは、不溶性グルカンという強靭なバリアがどれ位のスピードで作られるのか、という点です。ミュータンス菌が、超短時間でスクロースもしくはグルコースから不溶性グルカンを生成するとすれば、ミュータンス菌はバイフィルムの起因菌といえるでしょう。新たな研究課題ができてしまいました。

色々と余計なところに頭を使っていますが、医学の常識を疑ってみているだけで、誰もが「前に習え」「右向け右」だと医学の進歩はありえないですし、なにより進歩のない世界は面白くないですからね。

本題に戻しましょう。。。

1. 口の中が酸性化したらできるだけ早く中和する(体質改善+中和剤の活用)
2. バイオフィルムは日々、そして定期的に破壊する(プラークコントロール+PMTC)
3. 唾液中の酸素分圧を高めて偏性嫌気性菌の繁殖を抑える(体質改善+酸素剤の活用)
4. フッ化物で歯を強化し、コーティングする(フッ化物の局所応用)

これらを意識すれば、ムシ歯予防も歯周病予防も非常に簡単にできることでしょう。ブレス・デザインでは、こういう観点でムシ歯や歯周病の予防方法を個々の状態に合わせて伝授しています。

歯を失いたくなかったら、定期的に予防管理をしましょう!!
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