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砂糖(ショ糖)がなくてもムシ歯はできる!?
「砂糖の入った甘いお菓子を食べなければムシ歯にならない」
・・・なんてことは、ありません。「残念ながらムシ歯になります!!」って信じられませんか?
ちょっと面白い統計を見つけたので、紹介しておきましょう。
Bowenの猿を用いたウ蝕実験

Bowenが猿を用いた実験では、不溶性グルカンの材料となるスクロ−スを与えたグループと、不溶性グルカンをつくらないグルコ−スとフルクト−スの混合物を与えた群で、むし歯の発生率にはほとんど差がありません
むし歯は生活習慣病より引用

スクロース(ショ糖)は、グルコース(ブドウ糖)とフルクトース(果糖)からなる二糖類の糖質のことです。糖分を二糖類で与えた場合と、バラして与えた場合で違いがあるかを調べたわけですが、差がなかったようです。この実験結果は、ちょっと驚きでしたね。

砂糖(ショ糖)を摂らなくても、ムシ歯はできると言っても良いのではないでしょうか。
※関連記事>>砂糖摂取量とムシ歯の数に相関性はあるのか?

ただ、砂糖摂取を勧めるつもりはありません。特に乳幼児期は味覚形成の問題もあるからです。

「・・・って、これはサルの話でしょう?」と言われてしまいそうですね。

Turku Sugar Study(ツルクのむし歯研究)

ヒトで実験した例があります。フィンランドのツルクで行われたTurku Sugar Studyです。

125人のヒトを3群に分け、それぞれに、スクロ−ス、フルクト−ス、キシリトールをコーヒーや紅茶の甘味料として提供し、また、これらの甘味料を使ったケーキ、ジャム、清涼飲料水、チョコレートなどを提供し、2年間は、甘味の食品としてはこのような食品のみを食べるように指導されました。

その結果、図のように、スクロ−ス群とフルクト−ス群ではむし歯の発生率にほとんど差がみられませんでした。酸の材料にも、不溶性グルカンの材料にもならないキシリトールを食べたグループでのみむし歯の発生が少なかったのです。

すなわち、グルコ−スやフルクト−スのように不溶性グルカンの材料とならないが発酵性の糖は、砂糖と同じようにヒトのむし歯の原因になることがわかります。

また、スクロ−ス群とフルクト−ス群の間に、歯垢の量にも全く差が見られませんでしたので、ヒトの場合には、スクロ−スを材料としてつくられる不溶性グルカンが歯垢の形成に大きな役割をしているとは考えにくいのです。
むし歯は生活習慣病より引用

ということは「酸とムシ歯とには相関性がある」といえるでしょう。
ただ、この「酸で歯が溶かされている」という単純発想に、私は懐疑的です。
歯は銀歯で治すから、またムシ歯になる!?の記事で書いたように、pH3〜4程度の弱酸では歯が溶けることはないそうです。脱灰はするんでしょうが、ドロドロにはなりません。
口腔内常在菌の生育可能pH域についてより引用

「バイオフィルム」と「適度な弱酸性環境」の二つがムシ歯の原因だと考えられます。
「酸によって、バイオフィルム中の細菌性腐食が促進される」ということです。

「バイオフィルム=不溶性グルカン」というイメージを持っていたのですが、それもまた違うようです。
その件は歯科常識のウソ『不溶性グルカンの合成を抑えると、歯垢の形成が抑制できる?』から更なる引用をしたいと思います。
「ミュータンス菌がスクロ−ス(砂糖)から不溶性グルカンをつくり、歯の表面に付着して歯垢をつくる」という話を耳にします。ネズミの口にミュータンス菌だけを感染させ、56%もの砂糖を含む餌を毎日食べさせると、ミュータンス菌のつくる不溶性グルカンで歯が覆われてしまうほどになります。

しかし、毎日56%も砂糖を含むものだけを食べているのではないヒトの場合、歯垢中の不溶性グルカンの量は10%以下です。不溶性グルカンは、スクロ−スだけからつくられ、グルコ−スやフルクト−スからはつくられません。また、遺伝性の病気でスクロ−スをほとんど食べられない人の歯垢の量は、健康の人と変わりません

不溶性グルカンは、プラークの形成になんの影響もないのでしょうか…。
現時点では「プラーク≒バイオフィルム≠不溶性グルカン」という結論です。
不溶性グルカンは、バイオフィルムに含まれることがあるという意味です。
不溶性グルカンは、菌体外多糖=グリコカリックスとも呼ばれるようですが、水溶性グルカンであるデキストランも菌体外多糖です。
αグルカンの代表はデンプン(でんぷん粉、starch)でしょう。このαグルカンの分子結合はα(1→4)結合で構成されているため、正確にはα1,4Dグルカンと呼ぶこともできます。また、人間の体内で糖を貯蔵する際にはグリコーゲンが合成されますが、これも同様の構造をしたα-グルカンです。他には、デキストランがα(1→6)結合のα-グルカン、口腔内連鎖球菌が作り出す不溶性グルカンはα(1→3)結合α-グルカン=α1,3Dグルカンです。
βグルカンの分子構造とは?より引用

教科書的には、細菌が何種類かのグルコシルトランスフェラーゼ(GTF)を使って、スクロースからα(1→6)結合とα(1→3)結合の混じった「粘着性を持つ不溶性グルカン」を作って、歯の表面に粘着させるそうです。(参考資料:「新・う触の科学」)

ちなみに体内の細菌の約90%以上は、どこかしらのバイオフィルム=スライムシティの中で棲息しているそうです。人も細菌も都市部に住みたがるようですね。

あとは「適度な弱酸性環境」ですが、この件はホタテ貝殻カルシウムでムシ歯予防!?を読んでいただければ、新たなヒントが得られるのではないかと思います。
まぁ、キシリトールやエリスリトールなどを主成分としたガムを食後に利用することもひとつの方法として提案しておきます。
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