これまた
コンビニより多い歯科医院に関連する記事です。(しつこい!?)
今月から薬事法が変わったことで、薬局潰し!?との懸念もあるので、医歯薬の三師に関する統計資料をチェックしてみました。
平成12年から比較して、平成18年の医師数の伸び率は108%、歯科医師数は106%、薬剤師数は121%となりました。歯科医師は大半が開業し、診療所勤務になりますが、医師や薬剤師は病院勤務というスタイルも少なくありません。
…ということで、病院、一般診療所、歯科診療所、薬局の増減を調べてみたところ、病院が年々減ってきていることが分かります。医師が病院を離れて開業し、薬剤師も新規開業医院の隣で調剤薬局を開店していくのでしょう。
今、勤務医がその労働環境の厳しさに耐えかね、立ち去り型サボタージュとして、どんどん新規に独立・開業している傾向にあります・・。私は近い将来、一般診療所においても現在の歯科診療所と同じことになるのではないかと危惧しています。
※コンビニより多い歯科医院より引用
日本は歯科治療費は超破格の低料金!?なのですが、医科も実は五十歩百歩で、病院が次々と閉鎖に追い込まれ、医師が続々と開業していくと歯科と同じような状況が来るのではないでしょうか。
歯科医療費は約2.5兆円で、歯科医師1名あたり2,590万円になります。
一方、残りの医療費を医師と薬剤師で割ってみると、1名あたり5,770万円。
同様に看護士や技師の人件費もかかりますが、元から約2倍の格差です。
※歯科保険診療の裏事情より引用
平成18年の時点で、医師は歯科医師の約2.8倍の人数がおり、
医師と薬剤師を足した人数は歯科医師数の約4.6倍になります。
現在は医師数が不足気味ということで医療崩壊の懸念が先行し、政策として医師急増を図っていますが、医師と薬剤師が現在の2倍程度まで増えると、歯科医師と同じ程度の収入に落ちていくでしょう。医師になろうという人が減ってくる懸念も出てきますから、悪循環になりそうな予感。
ある先生にお会いした際に、『ある日ファミレスで時給950円のバイト募集のチラシを見たんですよ。思わずその場で自分の時給を計算したら、僕って時給925円だったんです。医者は金持ちだ、なんて実情知らない人間が言うことですよ。高校生のバイト店員よりも時給が低いなんて、笑うしかないですよね。』とお話されていました。
‘医療は奉仕。お金のことを言ってはいけない’という考えも間違ってはいないと思います。しかし、人間として生活をしていくうえで、労働に対しての正当な評価というものは必要だと思います。
※医師の時給(総年収÷労働時間)より引用
「朝は7〜8時に出勤で、日付が変わる前に帰れる日なんてほとんどなかった。あるとき、時給換算してみたら708円! 新人の看護師よりも安いなんてね、と同僚と笑っていた」。今は民間病院に勤務する卒後4年目のA医師は、大学病院にいた3年目のときの惨状をこう訴えていました。
※医師の時給はたった708円?より引用
時給の話が出てきたので、資格別の時給ランキングを出しておきましょう。
第1位 医師 5079円
第2位 弁護士 3179円
第3位 公認会計士 3116円
第4位 税理士 3116円
第5位 不動産鑑定士 3078円
第6位 歯科医師 3033円
第7位 一級建築士 2428円
第8位 社会保険労務士 2211円
第9位 獣医師 2104円
第10位診療放射線技師 2056円
※資格別 平均年収&平均時給ランキング(平成20年)より引用
格差がある…ってことなんでしょうか。軒並み家庭教師レベルですね。
残念ながらベスト10入りできなかった
薬剤師は第11位で2050円。
第13位に看護師が1916円、第22位に歯科衛生士が1443円、歯科技工士が次いで1391円。美容師は26位で1250円、理容師が次いで1250円で並びました。
力関係からすると、まずは
薬剤師が割りを喰うだろうと思います。すでに今回の薬事法変更に伴い「
登録販売者」がいれば第二種、第三種の医薬品という薬局の主力商品を販売できるようになってしまったわけですから、大企業が本腰を上げて医薬品販売に乗り出してきたら、薬局は憂き目に遭うのではないでしょうか。いずれは医療費削減で、
医師のワーキングプアも出てくる!? 足りないうちが華かもネ。
色んな意味で
医療崩壊し始めているかも知れません。