・・・というニュースが入ってきました。
社会保険診療報酬支払基金が2月28日、2011年度の事業計画を改めて説明したそうです。
新たにレセプトの突合・縦覧点検を開始するんだとか。レセプト電子化の影響ですね。
2011年7月から歯科と調剤の突合点検、入院分と入院外分の通覧点検をするそう。
突合点検とは、レセプトを患者単位で照合して点検することをいいます。
縦覧点検とは、一人の患者のレセプトを複数月にわたって点検することです。
最大で過去6カ月分、同一医療機関に限るそうですが、先々はどうなるか分かりません。
3ヶ月に1回とか、4ヶ月に1回のペースで「定期健診」という響きの良いネーミングで
G病名(歯肉炎)とかP病名(歯周炎)をつけて歯石取りできなくなっちゃうかも、ですね。
そもそも
「定期健診は保険適用できない」と療養担当規則の第21条に書かれていますから。
厚労省というか、財務省・・・ 医療費削減に必死ですね (^^;)
レセ電導入費用は疲弊した現場に負担させて・・・ 現場に血が流れますよ。
「室井さーん!!」
さて、ちなみに・・・
電子レセプト普及率は、2010年12月請求分で、医科92.7%、歯科18.9%、調剤99.9%。
この歯科の突出した低さがえらく気になるところですが・・・
「
歯科において不正請求は全請求額の50%にも及ぶ」という噂の影響なのか、
はたまた「
歯科医”自業自得”の生活難」の影響なのかは分かりません。
ついでに今年の4月から「電子レセプトによる請求=レセプト電算化」は義務です。
ただし、最長で平成27年3月まで義務化の猶予ができます。
また、平成23年4月1日時点で65歳以上の先生に関しては、義務化が免除されます。
ウチに関して言えば・・・
レセプトが出ない(保険診療してない)ので、関係ないです (*^-^)b
こういう”縛り”がないのが、一般診療医(自由診療医)の気楽なところです。