口臭外来では、時々、「口臭がない人」も来られます。
といっても、ガスが検出されないだけで「口臭がある感じ」はあるのです。
この感覚は「気のせい」とかではなく、そういう「感覚」がするんですね。
ちょっと前までは「自臭症」などと呼ばれていたものです。
【栄養素欠乏と口腔内所見】
歯磨きが下手なワケではないのに、歯ぐきから出血。
口内炎ができていて、それもよくできる。
頬に白い線があったり、舌がガタガタしていたり。
こういうのも、栄養素欠乏の結果であることもあります。
食生活習慣や血液検査データも含めての総合判断ですが。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=445810085500361
そんな方の口の中を見てみると、こんな状態になっていました。
「口臭が気になる」ということもあって、口は閉ざしがちのようです。
気になって気になって、ストレスフルな状態でもあるんでしょうね。
会社での健診による血液検査データをみる限りは、潜在性の鉄欠乏のようです。
読み解くカギとなる肝心なデータが検査されてなかったのは、残念ですが。
食事の内容は、だいぶ改善されたとはいえ、まだ改善の余地は大いにあります。
まずは、ドライマウス対策としての食事療法を、徐々にでも取り入れてもらいましょう。