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上顎大臼歯の根管治療2019.08.12 Monday
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根管治療って、なかなか難しいです。
センス? 丁寧さ? がモノを言います。
キレイに治療してあると、結果もよい。
雑な治療をしていると、結果もイマイチ。
最近、雑な治療をよく見かけるようになって
ふとこんなことを書きたくなりました。
キレイな治療をするためには、
やはり知識も大事だと思うんですよね。
そこで、上顎大臼歯の根管治療について。
雑な治療だと、ここに差が出る気がします。
差が出やすいと感じるのは、近心頬側根。
三本ある歯根のうちの、手前の頬側の根。
写真の左側が近心頬側根へのアプローチ。
右側が遠心頬側根へのアプローチです。
器具を挿入する角度が違うのがポイント。
近心頬側根は、器具を入れにくいんです。
根管治療をするための削り込みが足りないと
器具の挿入角度が、さらにキツくなります。
治療がやりやすいか、やりにくいか。
やりやすい方が、当然、良い結果が出ます。
そのためにも、治療時間はある程度必要。
短時間では、やれないことも多くなります。
入り口しか触れてなかった近心頬側根。
ちゃんと根の先まで掃除が行き届きました。
時間をかけて、丁寧にやったからですね。
逆に言えば、時間を確保できなければ
どうしても雑になる部分は出てきますよね。
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